Elderly Living Alone to Make up Fifth of Japanese Households by 2050
One in five Japanese households will be elderly people living alone by 2050, according to a new study in the country that struggles with its graying society.
■チェック
・elderly (people) living alone 1人暮らしの高齢者
・(a) fifth 5分の1
・household 世帯
・make up ~を構成する
・struggle with ~に取り組む、苦しむ
・graying society 高齢化社会
■対訳
「2050年、日本の全世帯5分の1が1人暮らしの高齢者」
新しい研究によると、高齢化社会に苦しむ日本では2050年までに、全世帯の5分の1が1人暮らしの高齢者になるという。
■訳出のポイント
elderly は「年配の」「お年寄りの」という形容詞。
old や aged の婉曲(丁寧)な表現としてよく使われます。
「高齢者」「お年寄り」に当たる言い方は elderly people ですが (the) elderly だけでも「高齢者」「年配者」「お年寄り」という名詞としてよく使われます。
しっかり押さえておきましょう。
数字 five の序数である fifth は「5分の1」という名詞でもあります。
可算名詞なので a fifth あるいは one fifth (one-fifth) のように、冠詞あるいは数詞をつけるのが基本。
しかし、今日の場合は新聞のタイトルなので省略されていますね。
make up ~ はさまざまな意味で使われる成句ですが、ここでは「~を構成する」の意。
そこで、タイトル全体では「2050年までに、1人暮らしの高齢者が日本の世帯の5分の1を構成する」→「2025年までに、日本の世帯の5分の1が1人暮らしの高齢者になる」ということですね。
struggle は「奮闘する」「苦労する」→課題や困難などに「取り組む」「悪戦苦闘する」「苦労する」という動詞。
そこで、本文後半 according to a new study in the country that struggles with its graying society の部分は「高齢化社会に苦しむその国(=日本)における新しい研究によると」となり、本文全体では
「高齢化社会に苦しむ日本における新しい研究によると、2050年までにその世帯の5のうち1つが1人暮らしの高齢者になる」→「新しい研究によると、高齢化社会に苦しむ日本では2050年までに、全世帯の5分の1が1人暮らしの高齢者になる」というわけですね。
厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が12日に発表した将来推計によると、2050年に全5261万世帯の44.3%に当たる2330万世帯が1人暮らしとなり、うち65歳以上の高齢者が半数近くを占めるといいます。
50年には未婚率の高い世代が高齢期に入ることから、身寄りのない年配者が急増するのは必至。世帯の平均人数も2033年には初めて2人未満となる見込みです。
介護や見守りなど支援の充実、環境整備がますます大きな課題になりそうですね。
■編集後記
なかなかショッキングですね。渋谷駅前を歩いても高齢者のほうが多い、駅前のマックに入っても高齢者ばかり・・・そんな時代がすぐそこまで来ていますね・・
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https://www.shodensha.co.jp/download/eiji2024/
↑ページ後半の「スマートフォンで音声を聴く場合」のところです!
(裏)アマゾンで箱買いしている緑茶ペットボトルが2年で価格が2倍になっていた・・汗