#5923 世界最長バゲットの記録を更新

France Beats World Record for Longest Baguette

French bakers set a new Guinness World Record on Sunday by making a 140.5m-long baguette in Suresnes, a suburb of Paris, beating the previous record of a 132.62m loaf baked in the Italian city of Como in 2019.

 

■チェック

・beat (the) world record 世界記録を破る、更新する
・baguette バゲット(細長いフランスパン)
・baker パン職人
・Guinness World Record ギネス世界記録
・Suresnes【フランス】シュレンヌ
・suburb 郊外
・previous record これまでの記録、以前の記録
・loaf(丸ごとの)パン1個

 

■対訳

「フランス、世界最長バゲットの記録を更新」

フランスのパン職人たちが日曜日、パリ郊外のシュレンヌで長さ140.5メートルのバゲットを作り、ギネス世界記録を更新した。これまでの最長記録は、イタリアのコモ市で2019年に作られた132.62メートルだった。

 

■訳出のポイント

world record は「世界記録」。

beat the world record for ~ で「~の世界記録を破る」「~の世界記録を更新する」という言い方になります。

break the world record といっても同じ意味ですね。

また set a new world record だと「新しい世界記録を樹立する」なので、結果的にはやはり「世界記録を更新する」と同意義になりますね。

今日の記事は Guinness World Record「ギネス世界記録」の話題で、これらの表現は world record → Guinness World Record と言い換えて用いることも可能なわけです。

baguette はもともと「細い棒」「杖」などの意のフランス語。

ここから、小麦粉と水、イーストのみで作られるフランスの伝統的なパンの一種で、細長い形をしているものを baguette「バゲット」というわけですね。

一般的には長さが70~80センチで、重さが250~400グラムだとされます。

今日の記事は、フランスで a 140.5m-long baguette「長さ140.5メートルのバゲット」が作られ longest baguette「最長のバゲット」のギネス世界記録が更新されたという内容でした。

2022年11月には United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization「国際連合教育科学文化機関」すなわち UNESCO「ユネスコ」によって intangible culturel treasure「無形文化遺産」にも認定されたバゲット。

フランス国内では年間60億本以上が売られているそうです。

フランス人の生活には欠かせないバゲット。

そのバゲットに関する世界記録が、フランスではなくイタリアに保持されているというのは、誇り高きフランス人たちにとっては、さぞかし耐え難いことだったのでしょう。

今回のニュース、フランス国内ではとても大きく取り上げられています。

 

■編集後記

GWは皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか。GW明けには、特に新卒社員に退職希望者が増えるそうですね。本人に代わって退職の意思を会社に伝える、退職代行会社というものが最近増えていて、GW 後は大忙しだとテレビで観ました。依頼数が通常の3倍に増えるケースもあるとか・・・

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(裏)今日17日ぶりに東京へ。長岡は真冬と違ってめちゃ過ごしやすかった・・