Japan to Leave IWC
Japan announced that would withdraw from the International Whaling Commission and aim to resume commercial whaling for the first time in 30 years.
■チェック
・leave (=withdraw from) ~から脱退する
・IWC (=International Whaling Commission) 国際捕鯨委員会
・aim ~を目指す
・resume ~を再開する
・commercial whaling 商業捕鯨
■対訳
「日本、IWC 脱退へ」
日本が、国際捕鯨委員会から脱退し、30年ぶりの商業捕鯨再開を目指すことを発表した。
■訳出のポイント
whale はもともと
「鯨(クジラ)」
という名詞で、
「捕鯨する」 「捕鯨に従事する」
という動詞としても使われます。
whaling は
この動詞 whale の現在進行形が名詞化した語で
「捕鯨」 「捕鯨業」
を意味します。
leave は
「~を出発する」
などの意味でおなじみの基本動詞ですが、
もともとは
「~を去る」 「~を離れる」 という意。
そこで、
「~をやめる」 「~から退く」 → 「~から脱退する」
という意味合いでもしばしば使われます。
つまり、
withdraw from ~ 「~から手を引く」 → 「~から脱退する」
と同意になるわけですね。
aim は元来は
銃、ミサイルなど(人・物などに) 「向ける」 「ねらう」
という動詞。
ここから、
「~をねらう」 → 「~(の獲得・達成)を意図する」 「~を目指す」
という意味でも広く使われる語となっています。
aim to resume commercial whaling で
「商業捕鯨を再開することを目指す」 →
「商業捕鯨の再開を目指す」
ということです。
また、その後ろには
for the first time in 30 years
と続いているので、
「(この)30年で初めて商業捕鯨の再開を目指す」 →
「30年ぶりの商業捕鯨再開を目指す」
となっていますね。
日本政府は25日の閣議で、クジラの資源管理を担うIWC「国際捕鯨委員会」からの脱退を決定。
翌26日に正式発表を行いました。
IWC は 「鯨類の保護」 とともに 「持続的な利用」 をうたって設立されたものの、近年は保護に偏る傾向が強くなっています。
捕鯨国と反捕鯨国の対立激化で機能不全に陥っており、IWC に加盟したままでは商業捕鯨再開は困難だとの判断したわけです。
日本政府によると、商業捕鯨は、日本の領海と排他的経済水域(EEZ)に海域を限り、IWCで採択された方式によって算出される捕獲枠の範囲内で実施。
南極海での調査捕鯨は中止するといいます。
また、将来的にはIWCに代わる国際期間の設立を目指す意向も表明しています。
■編集後記
オーストラリアでは国民の94%が捕鯨に反対しているといいます。クジラによる観光収入も多く、彼らにとってクジラは国の象徴であり、どこか神聖なところがあるようですね。僕はクジラ料理は結構好きなほうですが最近は1年に1度くらいしか食べてない気がします。
(裏)さて明日は仕事納め!!でも僕は年末年始休みも家で仕事です。