Missing Hokkaido Boy Leaves Hospital
A 7-year-old boy, who survived alone for 6 days after his parents left him on a Hokkaido mountain road as punishment, checked out of a Hakodate hospital on Tuesday, ending the 10-day drama that provoked public controversy throughout Japan about child discipline.
■チェック
・leave (=check out of ) a hospital 退院する
・survive alone 1人きりで生き延びた
・punishment 罰 → しつけ
・provoke controversy 議論を呼ぶ
・child discipline 子どものしつけ
■対訳
「行方不明の北海道男児が退院」
北海道の山道で両親にしつけとして置き去りにされた後、6日間1人きりで生き延びた7歳の男児が火曜日に函館の病院から退院し、日本中で子どものしつけについて議論を呼んだ10日間におよぶドラマに幕が降ろされた。
■訳出のポイント
leave a hospital は直訳すると 「病院を去る」 で、「退院する」 の意。
今日のタイトルでは不定冠詞 a が省略された形になっています。
ホテルなどから 「支払いをして引きはらう」 = 「チェックアウトする」という意味の句動詞 check out.
こちらも、check out of a hospital だと
「病院から支払いをして引きはらう」→「退院する」
の意味に使われます。
したがって、本文の
checked out of a Hakodate hospital
の部分は
「函館(市内)の病院から退院した」 ということです。
survive は危機や逆境などを切り抜けて 「生き残る「生き延びる」という動詞。
日本語では、この survive の名詞形 survival から「サバイバルする」という外来語が一般的になっていますね。
今日の場合は、survive alone で
「1人で生き残る」 「1人きりで生き延びる」
ということです。
mountain road は文字どおり 「山道」 「山岳道路」。
his parents left him on a Hokkaido mountain road で
「両親が彼(=7歳男児)を山道に置き去りにした」
となっています。
provoke は 「~を引き起こす」 「~を招く」 「~を誘発する」 という動詞。
controversy が 「論争」 「論議」 「議論」 なので、
provoked controversy throughout Japan で
「日本中で議論を呼んだ」 ということです。
北海道七飯町の山林で両親に置き去りにされ、行方不明になった後、6日ぶりに無事保護された7歳の男の子の続報です。
少年は保護時に目立ったけがなどはありませんでしたが、保護されるまでの約1週間、水を飲むだけで過ごしていたということで、大事をとって函館市内の病院に入院していました。
その後順調に回復し、元気に退院をしたということです。
この事件が大々的に報道される中で、日本中で
「子どものしつけとは?」 「しつけか虐待か?」
といった議論が交わされました。
そんな経緯もあり、今日の記事では、少年が元気に退院する姿を
ending the 10-day drama
「10日間にわたるドラマ(=劇的な事件)の幕引き」
と表現しているわけです。
■編集後記
男の子がみつかった直後はどのメディアも、不思議だ、大人が介在したのでは?という憶測を流していましたがどうやら男の子は1人でこの自衛隊の施設を見つけ、1人で6日間、水だけで生活していたという事実に落ち着いたようです。それにしても男の子のサバイバル力、生命力には驚嘆せざるをえません。
(裏)報道番組は毎日舛添さんの話題一色ですね。。