#5456 名誉毀損裁判で勝訴

Johnny Depp Wins Libel Trial

A US jury has found that Amber Heard defamed Johnny Depp with a Washington Post article in which she claimed she was a victim of domestic abuse, ordering her to pay Depp $15 million in compensation.

 

■チェック

・libel trial 名誉毀損裁判
・jury 陪審
・find (陪審が)評決する
・defame ~の名誉を毀損する
・article 記事
・claim ~だと主張する
・victim 被害者
・domestic abuse ドメスティックバイオレンス
・pay ~ $_ in compensation 損害賠償金として~に_ドルを支払う

 

■対訳

「ジョニー・デップ、名誉毀損裁判で勝訴」

米国の陪審は、アンバー・ハードが元夫のジョニー・デップの名誉を毀損したとの評決を下し、1500万ドル(約20億円)の損賠賠償支払いを命じた。アンバーは、ワシントン・ポストの記事内でドメスティックバイオレンス被害を主張していた。

 

■訳出のポイント

libel は法律用語で、

「文書(出版物)による名誉毀損」を意味します。

libel trial で「名誉毀損裁判」ということです。

find は「~を見つける」 「発見する」

などの意味でおなじみの基本動詞ですね。

今日の記事では特殊な用法で登場しているので注意しましょう。

すなわち、法律用語として陪審(員)が「(~だと)見つける」 → 「(~という)判決を下す」というものです。

具体的には

find ~ guilty 「~に有罪判決を下す」

find ~ not guilty「~に無罪判決を下す」のように使われます。

そこで、本文の頭の

A US jury has found that Amber Heard defamed Johnny Depp

の部分は

「米国の陪審は、アンバー・ハードがジョニー・デップの名誉を毀損したという判決を下した」となっています。

続く

with a Washington Post article in which she claimed she was a victim of domestic abuse

については、

「ドメスティックバイオレンスの被害者だったと主張したワシントン・ポストの記事で(名誉を毀損した)」→

「ワシントン・ポスト記事の中でドメスティックバイオレンス被害を主張して」ということですね。

対訳では、この部分を独立させて第二文として

「アンバーは、ワシントン・ポストの記事の中でドメスティックバイオレンス被害を主張していた」としています。

compensation は「埋め合わせをする(される)こと」 → 「賠償」 「補償」を意味する名詞。

in compensation で「償いとして」 「賠償として」という言い方になります。

ここから

pay ~ $_ in compensation で「賠償として~に_ドル支払う」 →

「損害賠償金として~に_ドルを支払う」というわけです。

米俳優ジョニー・デップと元妻のアンバー・ハードが、互いを名誉毀損で訴えていた民事裁判で、バージニア州フェアファクス郡裁判所の陪審は1日、主にデップ側の主張を認める評決を下し、元妻に損害賠償計1500万ドル(約20億円)の支払いを命じました。

デップは、アンバーが2018年に米有力紙ワシントン・ポストで虚偽のドメスティックバイオレンス(DV)被害を主張、それによって名誉を傷つけられたとして5千万ドル(約65億円)の賠償を要求。

アンバーは逆にデップ側を訴え、1億ドルを求めるという泥沼裁判になっていました。

そして、4月11日に始まった裁判の様子は、全米でテレビ中継もされ、大きな関心を呼んでいました。

 

■編集後記

ジョニデの裁判は、欧米では注目度がすごく、今回の評決もトップ記事として報じられていますね。前回の同じような英国での裁判ではディップが全面敗訴、その後仕事にもかなり影響が出たので、これで引き分けという感じでしょうか。。。ジョニデは俳優として一線復帰なるのかな?

今日の動画
https://youtu.be/uLZqVOSuPWk

 

(裏)マスク着用による身体への弊害を朝、テレ朝でやってましたね。。