#5692 33年ぶりの最高値

Nikkei Closes at Fresh 33-year High

Tokyo stocks continued to rise on Monday with the Nikkei Average hitting a 33-year high of 31,086, the first close over 31,000 since July 1990.

 

■チェック

・Nikkei (Average) 日経平均株価
・close at 終値~で取引を終える
・(hit a) fresh high 最高値(を更新する)
・Tokyo stocks 東京株式市場
・continue to rise 続伸する
・close 【名詞】終値

 

■対訳

「日経平均、33年ぶりの最高値」

月曜日の東京株式市場は続伸し、日経平均株価は33年ぶりの最高値となる3万1086円をつけた。終値が3万1000円を越えたのは1990年7月以来初である。

 

■訳出のポイント

今日の記事では、英字新聞頻出の株式用語がたくさん登場しています。

しっかり確認していきましょう。

「閉じる」「しまる」といった意味でおなじみの動詞 close は株式市場が「閉じる」→「(その日の)取引を終える」「大引けになる」という意味で使われます。

ここから close at ~ は「終値~で取引を終える」「終値で~をつける」という表現になっています。

今日のタイトルでは closes at fresh 33-year high で「終値で33年ぶりの最高値をつける」ということですね。

high はもともと「高い」という形容詞ですが「最高水準」「最高価格」「最高値」「最高記録」などを指す名詞としてもしばしば用いられます。

そして fresh は「新しい」「新鮮な」という形容詞なので fresh high だと「新たな最高値」 の意味になっています。

ここでは 33-year fresh high で「33年ぶりの最高値」というわけですね。

また close は活動、時間、期間の「終わり」「最後」「終末」といった意味の名詞としても使われます。

そして、株式、証券用語では株式市場における「終値」(=closing price) の意味になるので、注意しましょう。

したがって、本文末尾の the first close over 31,000 since July 1990 の部分は「1990年7月以来初めての3万1000円を超える終値」ということですね。

対訳では、この部分を独立させ「終値が3万1000円を超えたのは1990年7月以来初である」としています。

週明け22日の東京株式市場、日経平均株価は8営業日続伸。前週末19日に続き、バブル経済崩壊後の最高値更新となりました。

企業の好業績や株主への利益還元強化を受け、さらには米債務上限問題などで米市場の不透明感から日本株への資金流入が加速したとみられます。

ちなみに、日経平均の史上最高値は、バブル絶頂期だった1989年(平成元年)12月29日。その年の最後の取引日である 「大納会」 の日で、終値で3万8915円となっています。

 

■編集後記

現在、利益確定の売りも入っているため31000円を割り込んでいますが底堅い感じしますね!NYダウは30年で10倍以上成長しているのに、日経平均はずっと変わらずというのは、本当に残念すぎます。日本の上場企業の株価も30年前と変わらず、ずっと横ばいだったということですね・・・

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(裏)私の会社の1Fにセブンがあるのですが、その「蕎麦」に家から持参した納豆と刻みネギと生卵をかけて食べるのにはまってます・・・