#5867 運転中に赤ちゃんをあやすロボットを開発

Nissan Develops Robots to Calm Babies While Driving

Japanese automaker Nissan, teaming up with a major baby goods retailer, has developed robots to assist with babysitting while driving.

 

■チェック

・develop ~を開発する
・calm babies 赤ちゃんをなだめる、あやす
・automaker 自動車メーカー
・team up with ~と協力する、協業する
・major baby goods retailer ベビー用品小売大手
・assist with babysitting 子守を支援する

 

■対訳

「日産、運転中に赤ちゃんをあやすロボットを開発」

日本の自動車メーカー・日産が、ベビー用品小売の大手と協業し、運転中に子守を支援するロボットを開発した。

 

■訳出のポイント

calm はもともと天候や海などが「穏やかな」「静かな」あるいは人、気分、態度などが「冷静な」「平静な」「平穏な」という形容詞。

ここから、人、不安などを「沈める」「落ち着かせる」「なだめる」という意味の動詞としてもしばしば使われます。

今日のタイトルでは calm babies で「赤ちゃんを落ち着かせる」「赤ちゃんをなだめる」→「赤ちゃんをあやす」ということですね。

while driving は「運転している間に」「運転しているときに」→「運転中に」という言い方になります。

team は「チーム」「班」「団」「隊」という名詞としておなじみですが「チームを作る」という動詞でもあります。

team up with ~ で「~とチームを組む」→「~と協力する」という言い方になります。

英字新聞では、とくに企業が「~提携する」「~と協業する」という文脈で頻出なので、しっかり押さえておきましょう。

babysit は「子どもの世話をする」「子守をする」という動詞。

そこには”親など(誰か)の代わりに”という意味合いがともなっています。

assist with ~ が「~を手助けする」「~を支援する」という成句なので assist with babysitting で「子どもの世話を手助けする」「子守を支援する」というわけですね。

日産自動車が、ベビー用品販売大手の赤ちゃん本舗と協業し、運転中の子守支援ロボット INTELLIGENT PUPPET イルヨのコンセプトモデルを開発したというニュースです。

イルヨは、後部座席のチャイルドシート横に設置するロボット「イルヨ」と、運転席横のドリンクホルダーに設置するロボット「ベビー イルヨ」の2体で構成。

ドライバーが自身の近くにある「ベビー イルヨ」に特定の言葉を投げかけると、後部座席のイルヨが作動し、手を振る動作や、「いないいない、ばぁ」などの動きでチャイルドシートに座る赤ちゃんをあやすといいます。

また「イルヨ」のカメラが赤ちゃんの表情を認識して「ベビー イルヨ」に伝達し「ベビー イルヨ」の目の開閉が赤ちゃんの就寝と連動するため、ドライバーは実際に赤ちゃんを見なくても寝たことを把握できる仕組になっているそうです。

 

■編集後記

これは実用化したら、かなり需要がありそうなロボットですね。後部座席に後ろ向きに設置するチャイルドシートでは、時に2人きりのドライブではドライバーは赤ちゃんの様子がわからずとても心配だと思います。詳細な発売価格、時期などは未定といいますが、早く商品化が実現するといいですね。

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(裏)子どもたち12人を噛んだ犬が狂犬病予防接種をしてなかったと・・テレビのインタビューをみて、なんとなくわかる気がしました。いわばとんでもない飼い主だということです。