#5947 心臓発作や脳卒中と関連

Study: Low-calorie Sweetener Xylitol Liked to Heart Attack and Stroke

Low-calorie sweetener xylitol, commonly used in low-sugar foods, gum, and toothpaste, is associated with an increased risk of heart attack and stroke, according to a new study.

 

■チェック

・study 【名詞】研究
・low-calorie sweetener 低カロリー甘味料
・xylitol キシリトール
・be linked to (= be associated with) ~と関連している
・heart attack 心臓発作
・stroke 脳卒中
・commonly used 一般的に使われる
・low-sugar foods 低糖質食品
・toothpaste 歯磨き(粉)
・increased risk リスクの増加、上昇

 

■対訳

「研究:低カロリー甘味料のキシリトール、心臓発作や脳卒中と関連 」

新研究によると、低糖質食品、ガム、歯磨き粉によく使われる低カロリー甘味料のキシリトールが、心臓発作および脳卒中のリスク上昇と関連しているという。

 

■訳出のポイント

low は「低い」という形容詞で、名詞や形容詞と組み合わせて low- と接頭辞的に使うと「~が低い」という意味になります。

low-calorie は「カロリーが低い」「低カロリーの」、low-sugar だと「砂糖(糖分)が低い」「低糖(質)の」ということですね。

今日の場合は low-calorie sweetener「低カロリー甘味料」、low-sugar foods で「低糖質食品」となっています。

be linked to ~ は「~と結ばれている」→「~と関係がある」「~と関連している」という言い方。

be associated with ~ も同義です。

どちらも、よく使われる表現なのであわせて押さえておきましょう。

commonly は「一般的に」「通例」「普通に」という副詞。

ここから (be) commonly used で「一般的に使われる」「普通に使われる」→「よく使われる」「好んで使われる」という表現になっています。

そこで [,] にはさまれた commonly used in low-sugar foods, gum, and toothpaste の部分は、直前の xylitol を修飾(=説明)する文節で「低糖質食品、ガム、歯磨き粉によく使われる(キシリトール)」ということですね。

虫歯予防効果があるとしてガムなどによく使われる甘味料のキシリトール接種と心臓発作や脳卒中など心血管障害リスクの関連性が、新しい研究で明らかになりました。

米クリーブランド・クリニックの研究チームによると、欧米の成人3300人以上を対象に、3年間の追跡調査を行なったところ、キシリトール摂取量が最も多いグループの人たちは、心臓発作および脳卒中の発生率が2倍になっていました。

そして、キシリトールの安全性については、さらなる研究の必要性も指摘しつつ、多く含む製品を長期に渡って摂取する際にはリスクを考慮すべきだとしています。

 

■編集後記

虫歯予防効果があるとされるキシリトールを含む製品は、日本でも本当に多くみられますね。キシリトール自体は、カリフラワー、ナス、レタス、キノコ、ほうれん草、イチゴなどの食品に自然に含まれる糖アルコールです。しかし、それらの量はごくわずかなもの。人工的に抽出あるいは作り出したキシリトール大量摂取の身体への影響は、正直未知です。当研究では、キシリトールが血小板を凝固させて血栓症のリスクを高めることも確認したということです。

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(裏)石川、プレーオフで2回のミス(ドライバーとアプローチ)はないだろうな・・そりゃ負けるわ。