Japan’s Economy Dips to Negative Growth
Japan’s economy, the world’s third largest after the US and China, shrank by an annualized rate of 3% in the July-September quarter, government data showed on Monday.
■チェック
・dip to negative growth マイナス成長に落ち込む
・shrink by _% _%縮小する
・annualized rate 年率(換算)
・July-September quarter 7-9月期(=第3四半期)
■対訳
「日本経済、マイナス成長に」
月曜日に政府が発表したデータによると、米国と中国に次いで世界第3位の日本経済は7-9月期には年率換算で3%縮小した。
■訳出のポイント
negative growth は
経済用語で 「マイナス成長」。
通例、 GDP 「国民総生産」 が前期に比べ減少し、
つまり、
“経済規模が縮小していること” → “経済成長率がマイナスになっていること”
を意味します。
dip は
物、値段、売り上げなどが 「下がる」
という動詞です。
そこで、
dip to negative growth だと
経済が 「マイナス成長へと下がる」 →
「マイナス成長に落ち込む」 「マイナス成長になる」
という言い方になるわけです。
また、shrink は
「縮む」 「小さくなる」
という動詞で、
ここでは
経済が 「縮小する」
という意味になっています。
shrink by _% で
「_%小さくなる」 「_%縮小する」
ということですね。
annualized は
「年間で計算する」 「年率に換算する」 という動詞
annualize の過去分詞が形容詞化したもので、
「年率換算した」 「年換算で」 の意。
したがって
shrank by an annualized rate of 3%
の部分は
「年率換算で3%縮小した」
となっています。
本文末尾の
government date showed on Monday
の部分は、直訳すると
「政府のデータが月曜日に示した」。
対訳では
「政府のデータが月曜日に示した(ところによると)」 →
「月曜日に政府が示した(発表した)データによると」
としています。
15日に内閣府が発表した7-9月期の GDP の成長率が年率換算で実質マイナス3%と、2四半期ぶりのマイナス成長となりました。
主な先進国や中国がプラス成長を実現する一方、世界第3の経済国である日本では、新型コロナワクチン接種が遅れた影響もあり、緊急事態宣言などで旅行や外食は低迷が続き、個人消費が落ち込んだ形です。
コロナ感染状況はようやく落ち着いているこの頃ですが、円安や原油高の影響も懸念される中、日本経済の回復はまだまだこれからといった感じですね。。。
■編集後記
さて10-12月期はクリスマスシーズンも含めて消費が活発になるのでGDPは上向くのが通例ですが、原油高による影響は回避できないか。カナダの経済学者によれば、これだけ勤勉で教育水準が高い日本における貧困は、完全に「政策のミス」が原因だそうです・・・アメリカはすでにコロナ前のGDP水準を回復しています・・・
今日の動画
https://youtu.be/O2drUdkXAyU
昨日の動画(眞子さんが NY へ出発)
https://youtu.be/OQQuUvN4SY4
(裏)吉川英治、新・平家物語全16巻、ようやく折返しに・・ 面白いです。